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低侵襲で治療期間が短縮できるインプラント治療!:抜歯即時埋入

こんにちは!院長の関口です。

今月も先月に引き続きインプラントについてお話ししていきたいと思います。

インプラントの埋入のタイミングは骨の状態などによって選択肢がいくつかあります。

今回お話する抜歯即時埋入は、その名の通り抜歯と同時にインプラントをその日に埋入する処置のことをいいます。

抜歯即時埋入のメリットは、

・治療期間・回数の大幅な短縮

・低侵襲な手術により痛みが出づらい

・抜歯後の骨吸収と歯肉の吸収を抑えられる

などが挙げられます。

デメリットは、

・通常のインプラント治療に比べると少しテクニックが必要です。

ですから、適応であればなるべく抜歯即時埋入を選択していきます。

それでは、実際の症例を見ていただきながら解説していきます。

<症例>

患者様は69歳男性で前歯が外れて食事がしづらいとのことで来院されました。

左右1番目の前歯が仮歯の状態で過ごされており、左右の歯肉の高さが不揃いで腫れた状態でした。

仮歯を外すと2本とも歯が破折している状態でしたので抜歯をして、即日にインプラントを埋入する計画としました。

抜歯即時埋入では術前に適切なインプラントの埋入ポジションの決定をし、さらに手術の際にそのシュミレーション通りにインプラントを埋入しなければなりません。

以下はシュミレーションを行ったものです。これを元に手術の時に使用するサージカルガイドを作成します。

いよいよ手術当日です。

抜歯を行い、穴(抜歯窩)が空いているところにインプラントを埋入していきます。

抜歯窩とインプラントの間には隙間があるので、そこに骨を作るための補填剤を添入します。

本来は結合組織の移植(歯肉を厚くする処置)を行うことが推奨されていますが、患者様からの同意が得られなかったため行なっていません。

基本的にはインプラントの周りには厚い骨と厚い歯肉があったほうが長期安定します。

インプラントと骨がある程度しっかり固定できれば当日にインプラントと仮歯まで装着します。

 

この後は3ヶ月程度インプラントが骨と結合する期間を待ち(その間問題ががなければ特に来院の必要はありません。)、型取りを行なって被せ物をセットし治療終了です!!(患者様には非常に満足していただけました😊)

治療費は総額¥1199000(税込)となっております。

もし、抜歯即時埋入以外の方法で治療を行った場合は、おおよそ1年近くは治療終了までかかることが予想されますし、手術による腫れや疼痛が伴う可能性がより高くなります。

ですから、冒頭に申しましたとおり抜歯即時埋入が適応症であるかの正しい診断が必要ですし、抜歯が既にされてしまっている状態だと選択肢が一つ減ってしまうことになります。

 

いかがでしたでしょうか?

前歯のインプラント治療は診査・診断を適切に行い治療計画を立てなければ治療が複雑となり、良好な結果を得ることが難しくなります。

インプラント治療にかかわらずお口の中のことでお悩みなどございましたら一度お問い合わせください。

今月もお読みいただきまして誠にありがとうございました。