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「差し歯をやり直したい」でも何度も治療して大丈夫?再治療のリスクと対策|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

「差し歯をやり直したい」でも何度も治療して大丈夫?再治療のリスクと対策

目次

 

1.「またやり直しになるのでは…」差し歯再治療に不安を感じる理由

何度も治療している気がして、歯が残るのか心配

差し歯のやり直しを繰り返していると、「この歯はいずれ抜けてしまうのではないか」という不安を抱く方は少なくありません。実際、差し歯の再治療では、被せ物を外すたびに内部の状態を確認し、必要に応じて歯を削る処置が行われます。そのため、治療回数が増えるほど歯が小さくなり、強度が低下する可能性があるのは事実です。

ただし、これは「再治療=必ず歯がダメになる」という意味ではありません。歯がどの程度残っているか、歯の根の状態はどうか、歯周組織に問題がないかといった条件によって、予後は大きく異なります。差し歯のやり直しに不安を感じる背景には、こうした情報を十分に知らないまま治療を受けてきたケースも多くあります。再治療のリスクを正しく理解し、歯を残せる可能性がどれくらいあるのかを歯科医師と共有することが、不要な不安を減らす第一歩になります。

 

見た目は直ったのに、違和感や痛みが続いている

差し歯を新しくしたにもかかわらず、「噛むと違和感がある」「鈍い痛みが続いている」といった症状が改善しない場合、患者さんは強い不安を感じがちです。見た目が整っているだけに、「何が問題なのか分からない」という状況が不安を増幅させます。こうしたケースでは、差し歯そのものではなく、歯の根の炎症や噛み合わせのズレ、土台の適合不良などが関係していることがあります。

特に再治療では、過去の治療の影響が複雑に重なっている場合もあり、表面だけを整えても根本的な問題が解決されないことがあります。セラミックなど素材を変えれば解決すると思われがちですが、原因が内部にある場合、素材選びだけでは不十分です。違和感や痛みは「体からのサイン」と捉え、なぜ症状が出ているのかを丁寧に調べることが、再治療のリスクを抑える上で重要になります。

 

これ以上お金や時間をかけてよいのか迷っている

差し歯の再治療を検討する際、多くの方が現実的に悩むのが費用と通院期間です。保険治療と自費治療の違いが分かりにくく、「またやり直しになるなら、これ以上お金をかける意味があるのか」と感じてしまうのは自然なことです。特にセラミックによる再治療は、審美性や耐久性への期待がある一方で、費用負担が大きくなるため慎重にならざるを得ません。

ただし、重要なのは金額の大小だけで判断しないことです。なぜ再治療が必要になったのか、その原因に対してどのような対策が取られるのか、将来的な再治療リスクをどの程度抑えられるのかといった点を総合的に考える必要があります。

十分な説明を受け、納得した上で選択することで、「もっと早く相談すればよかった」と後悔するケースは少なくなります。時間や費用への迷いこそ、専門家に相談すべきサインと言えるでしょう。

 

2. まず知っておきたい「差し歯」と再治療の基礎知識

差し歯は「被せ物」と「土台」で成り立っている

一般に「差し歯」と呼ばれている治療は、実際には大きく分けて二つの要素から成り立っています。一つは外から見える「被せ物(クラウン)」、もう一つは歯の根の中に立てる「土台(コア)」です。虫歯や破折などで歯の大部分を失った場合、まず歯の根の治療を行い、その上に土台を作り、最後に被せ物を装着します。差し歯のやり直しや再治療では、被せ物だけでなく、この土台や歯の根の状態が非常に重要になります。

セラミックなど素材に注目が集まりがちですが、土台が弱っていたり、適合が悪かったりすると、どれほど精度の高い被せ物でも長持ちしません。再治療を考える際は、「被せ物だけの問題なのか」「土台や歯そのものに課題があるのか」を分けて理解することが、不安やリスクを正しく把握するための基礎となります。

 

再治療が必要になる主なきっかけとは

差し歯の再治療が必要になる理由は一つではありません。代表的なのは、被せ物のすき間から虫歯が再発するケースや、歯の根の炎症が再燃するケースです。また、長年の使用による噛み合わせの変化や、強い力がかかることで差し歯が欠けたり外れたりすることもあります。

さらに、過去の治療時には問題がなかった歯ぐきや骨が、加齢や歯周病の進行によって変化し、再治療が必要になる場合もあります。差し歯のやり直し=治療の失敗と捉えられがちですが、口腔内の環境は年月とともに変わるため、一定の確率で再治療が必要になること自体は珍しいことではありません。重要なのは、その原因がどこにあるのかを見極め、同じ理由で再治療を繰り返さない対策が取られているかどうかです。

 

見た目だけでは判断できない内部の問題

差し歯は見た目がきれいに整っていると、「問題は解決している」と感じやすい治療です。しかし実際には、外からは見えない歯の内部でトラブルが進行していることも少なくありません。例えば、歯の根の先に炎症が残っていても、被せ物の表面からは分からない場合があります。

また、土台と歯の間に微細なすき間が生じていると、痛みや腫れがなくても内部で虫歯が進行することがあります。こうした状態を放置したまま差し歯のやり直しを行うと、再治療のリスクは高まります。セラミックなど審美性の高い素材を選ぶ前に、レントゲンや必要な検査で内部の状態を正確に把握することが欠かせません。見た目だけで判断しない姿勢が、長期的に歯を守ることにつながります。

 

3. 差し歯のやり直しで問題になりやすいポイント

再治療のたびに歯が削られていく理由

差し歯のやり直しを行うたびに、「歯がどんどん小さくなっていくのでは」と不安に感じる方は多いと思います。この感覚は決して間違いではありません。差し歯の再治療では、まず被せ物を外し、内部の状態を確認した上で、新しい被せ物が適切に装着できる形に歯を整えます。この際、過去の治療でできた段差や劣化した部分を除去する必要があり、結果として歯質が少しずつ削られていきます。

さらに、適合精度を高めるために、削り直しが必要になることもあります。セラミックなど精度の高い素材を使用する場合でも、この工程自体は避けられません。そのため、差し歯のやり直しには「歯を削る量を最小限に抑える設計」と「そもそも再治療が必要にならない原因分析」が重要になります。なぜ削られるのかを理解することで、再治療のリスクを冷静に捉えやすくなります。

 

神経や歯の根がダメージを受ける可能性

差し歯の再治療で見落とされがちなのが、歯の神経や歯の根への影響です。過去の治療で神経を取っている歯であっても、歯の根の内部は非常に繊細な構造をしています。被せ物や土台を外す際の振動や力、再度の根管処置が必要になった場合など、条件が重なると歯の根に負担がかかります。

また、神経が残っている歯の場合、再治療に伴う追加の切削や刺激によって、後から神経の処置が必要になることもあります。こうした変化は、患者さん自身が事前に予測するのが難しいため、「前は大丈夫だったのに」という不安につながりやすい部分です。差し歯のやり直しや再治療には一定のリスクが伴うことを理解し、その上で歯の根の状態を丁寧に診断しながら進めることが、長期的なトラブルを防ぐために欠かせません。

 

歯ぐき・骨との関係が結果を左右する

差し歯の再治療の成否は、歯そのものだけでなく、周囲の歯ぐきや骨の状態にも大きく左右されます。歯ぐきが炎症を起こしていたり、歯を支える骨が減っていたりすると、どれほど精度の高い被せ物を作っても安定しにくくなります。特に再治療を繰り返している歯では、過去の治療や歯周病の影響で、歯ぐきの位置が下がっていることもあります。その結果、差し歯と歯ぐきの境目が目立ったり、清掃が難しくなったりして、再びトラブルが起こるリスクが高まります。セラミック治療を検討する際も、審美性だけでなく、歯ぐきや骨の健康が保たれているかを確認することが重要です。差し歯のやり直しを成功させるためには、「歯・歯ぐき・骨」を一体として捉える視点が欠かせません。

 

4. 「何度も治療しても大丈夫?」再治療のリスクを正しく理解する

歯の寿命に影響する要因とは

差し歯のやり直しや再治療を考える際、多くの方が気にされるのが「この歯はあとどれくらい持つのか」という点です。歯の寿命は、治療回数だけで決まるものではありません。影響する主な要因には、残っている歯質の量、歯の根の健全性、歯周病の有無、噛み合わせの力のかかり方などがあります。再治療のたびに歯が削られることで歯質は減少しますが、それ以上に重要なのは、削った後も十分な強度を保てる構造かどうかです。

また、神経を取った歯は栄養供給がなくなるため、健康な歯に比べて割れやすくなる傾向があります。セラミックによる再治療であっても、土台や歯根の状態が不十分であれば、長期的な安定は期待しにくくなります。歯の寿命を考える際は、「何回治療したか」ではなく、「現在の歯の条件がどうか」を客観的に評価することが大切です。

 

トラブルが起こりやすいケースとその背景

差し歯の再治療において、トラブルが起こりやすいケースにはいくつか共通点があります。例えば、歯ぎしりや食いしばりが強い方は、被せ物や歯そのものに過度な力がかかり、欠けや破折が起こりやすくなります。また、歯周病が十分にコントロールされていない状態で再治療を行うと、歯ぐきや骨の状態が不安定なまま差し歯を支えることになり、再び問題が生じやすくなります。

さらに、過去の治療で根管内に感染が残っている場合や、土台の適合が不十分な場合も、再治療後のリスクを高める要因です。こうした背景を知らないまま「見た目をきれいにしたい」という理由だけで差し歯のやり直しを行うと、同じトラブルを繰り返してしまうことがあります。再治療のリスクは偶然ではなく、多くの場合、明確な原因が存在しています。

 

リスクを最小限に抑える考え方

差し歯の再治療にリスクが伴うことは避けられませんが、その大きさは考え方と進め方によって大きく変わります。重要なのは、「なぜ再治療が必要になったのか」を明確にし、その原因に対する対策が治療計画に含まれているかを確認することです。例えば、噛み合わせが原因であれば調整やマウスピースの検討、歯周病が関与していれば先に歯周治療を行うなど、段階的な対応が求められます。

また、セラミックを選択する場合も、素材の特性だけでなく、歯の状態や負担のかかり方を踏まえた設計が必要です。再治療を「最後にする」意識を持ち、短期的な結果だけでなく将来的な安定性を重視することが、リスクを抑える近道になります。不安がある場合こそ、納得できるまで説明を受ける姿勢が大切です。

 

5. セラミックでの再治療は選択肢になるのか

セラミック治療の特徴と期待できる点

差し歯のやり直しを検討する際、セラミック治療を選択肢として考える方は多くいらっしゃいます。セラミックは天然歯に近い色調や透明感を再現しやすく、経年による変色が起こりにくいという特徴があります。また、金属を使用しない場合、歯ぐきの黒ずみが生じにくい点もメリットの一つです。

再治療においては、見た目の回復だけでなく、適合精度を高めやすい点も評価されています。被せ物と歯の境目が精密に合うことで、すき間から細菌が侵入するリスクを抑えやすくなります。ただし、セラミックだからといって再治療のリスクがなくなるわけではありません。素材の特性を正しく理解し、現在の歯の状態や噛み合わせとの相性を踏まえた上で選択することが重要です。期待できる点と限界を冷静に知ることが、後悔のない判断につながります。

 

再治療でセラミックが向いているケース

差し歯の再治療において、セラミックが比較的向いているのは、いくつかの条件が整っている場合です。例えば、歯の根や土台が安定しており、十分な歯質が残っているケースでは、セラミックの精密な適合性を生かしやすくなります。また、前歯など見た目への配慮が特に求められる部位では、自然な色調を再現しやすい点がメリットになります。

さらに、金属アレルギーの心配がある方や、過去に金属製の差し歯で歯ぐきの変色を経験した方にとっても、有力な選択肢となることがあります。一方で、強い噛みしめや歯ぎしりがある場合には、破折リスクへの配慮が必要です。再治療でセラミックを選ぶかどうかは、「素材が良いかどうか」ではなく、「その歯の条件に合っているかどうか」で判断することが大切です。

 

素材選びだけでは解決しない問題もある

差し歯のやり直しを考える際、「今度はセラミックにすれば長持ちするはず」と期待される方も少なくありません。しかし、再治療の成否を左右するのは素材だけではありません。過去に再治療が必要になった原因が、噛み合わせ、歯周病、歯の根の感染などにある場合、それらを解決しないまま素材だけを変えても、同じトラブルを繰り返す可能性があります。例えば、噛む力のバランスが悪い状態では、どの素材であっても負担が集中し、破損や脱離のリスクが高まります。

また、歯ぐきや骨の状態が不安定なままでは、被せ物の境目に問題が生じやすくなります。セラミックは優れた素材である一方、万能ではありません。差し歯の再治療では、「なぜやり直しが必要になったのか」を丁寧に振り返り、その原因に対する対策が治療計画に含まれているかを確認することが、最も重要なポイントになります。

 

6. 再治療が可能かどうかを左右する重要な条件

残っている歯質の量と状態

差し歯のやり直しや再治療ができるかどうかを判断するうえで、最も基本かつ重要な条件が「どれだけ自分の歯が残っているか」です。被せ物は、残っている歯質に支えられて初めて安定します。再治療のたびに被せ物を外し、内部を整える過程で歯は少しずつ削られていくため、歯質の量が減っていくのは避けられません。歯質が十分に残っていない状態では、差し歯が外れやすくなったり、歯が割れたりするリスクが高まります。

また重要なのは「量」だけではありません。見た目上は問題がなさそうに見えても、過去の虫歯が深く進行していた歯や、内部にひびが入っている歯では、歯質の強度が著しく低下していることがあります。このような場合、セラミックなど精度の高い被せ物を使用しても、土台となる歯が耐えられず、再治療を繰り返す原因になることがあります。差し歯の再治療を考える際は、「まだ歯があるかどうか」ではなく、「治療に耐えられる歯質がどの程度残っているか」という視点で評価することが欠かせません。

 

歯の根や周囲の骨・歯ぐきの健康

再治療の可否や予後を大きく左右するもう一つの条件が、歯の根と、それを支える骨・歯ぐきの状態です。差し歯は歯の根がしっかりしていてこそ機能します。過去の根管治療で細菌感染が完全に除去されていない場合や、根の先に慢性的な炎症が残っている場合、差し歯をやり直しても再び痛みや腫れが生じる可能性があります。

また、歯周病によって歯を支える骨が減少しているケースでは、歯そのものが揺れやすくなり、被せ物の安定性が損なわれます。歯ぐきの腫れや出血が続いている状態で再治療を行うと、治療後のトラブルが起こりやすく、再治療のリスクを高める結果になりかねません。

セラミックなどの素材を検討する前に、歯の根・骨・歯ぐきが治療に耐えうる健康状態にあるかを確認し、必要であれば先に歯周治療や管理を行うことが、差し歯のやり直しを成功させるための重要な前提条件となります。

 

噛み合わせや生活習慣の影響

差し歯の再治療が長期的に安定するかどうかは、歯そのものの条件だけでなく、噛み合わせや生活習慣にも大きく影響されます。噛み合わせに偏りがあると、特定の歯に強い力が集中し、差し歯や歯の根に過剰な負担がかかります。再治療を繰り返している歯ほど、この力の影響を受けやすく、破折や脱離といったトラブルが起こりやすくなります。

特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、再治療後もリスクが残りやすい傾向があります。セラミックは審美性や適合性に優れた素材ですが、強い力が加われば破損の可能性は否定できません。また、日常のセルフケアや定期的なメンテナンスの有無も重要です。磨き残しが多い状態では、再び虫歯や歯周病が進行し、差し歯のやり直しが必要になることもあります。

再治療を成功させるためには、治療内容だけでなく、噛み合わせの調整や生活習慣への配慮を含めた総合的な視点が求められます。

 

7. 「抜歯しかない」と言われる前に知っておきたい考え方

抜歯が検討される代表的な理由

差し歯のやり直しや再治療を相談した際に、「この歯は抜歯になります」と説明されると、多くの患者さんは強いショックを受けます。しかし、抜歯が検討される背景には、いくつかの明確な理由があります。代表的なのは、歯の根が大きく割れているケースや、根の内部や先端に強い感染が広がっているケースです。特に、再治療を繰り返して歯質がほとんど残っていない場合、被せ物を支える構造が確保できず、治療を続けても長期的な安定が見込めないと判断されることがあります。

また、重度の歯周病によって歯を支える骨が著しく失われている場合も、差し歯をやり直して維持することが難しくなります。抜歯は「簡単な選択」ではなく、再治療のリスクと予後を総合的に考えた結果として提案されることが多い点を理解しておくことが大切です。

 

保存できる可能性が残るケースとは

一方で、「抜歯しかない」と言われた場合でも、条件次第では歯を保存できる可能性が残っているケースもあります。例えば、歯の根に炎症があっても、感染範囲が限局しており、再度の根管治療によって改善が見込める場合があります。また、歯質が少なくなっていても、歯の根の状態や噛み合わせが比較的良好であれば、土台の設計を工夫することで差し歯の再治療が可能になることもあります。歯周病が関与している場合でも、適切な歯周治療を先に行うことで、歯の安定性が回復するケースもあります。

セラミックによる再治療を検討する前段階として、「本当に保存が難しい状態なのか」「どの条件がネックになっているのか」を丁寧に確認することが重要です。抜歯の判断には、歯科医師の専門的な評価が大きく影響するため、説明内容を十分に理解する姿勢が求められます。

 

複数の選択肢を比較することの大切さ

差し歯の再治療が難しい場合でも、選択肢は必ずしも一つではありません。抜歯後の治療として、ブリッジや入れ歯、インプラントなど、複数の方法が考えられます。それぞれにメリット・デメリットがあり、将来的な負担やリスクも異なります。

また、歯を保存する治療と抜歯後の治療を比較する際には、見た目や費用だけでなく、治療後の安定性やメンテナンスのしやすさも考慮する必要があります。「今の歯を残すこと」と「長期的に口腔内を安定させること」は、必ずしも同じではありません。

複数の選択肢について説明を受け、自分の価値観や生活背景に合った治療を選ぶことが、後悔の少ない判断につながります。納得できるまで比較・検討することは、決して遠回りではありません。

 

8. 差し歯の再治療を考え始めたときの具体的な行動ステップ

まず整理しておきたい自分の症状と経緯

差し歯のやり直しや再治療を考え始めたとき、最初に行っておきたいのが「現在の症状」と「これまでの治療経緯」を整理することです。たとえば、痛みや違和感があるのか、噛みにくさや見た目の変化が気になっているのかといった症状の内容や、いつ頃から感じているのかを振り返ってみましょう。

また、差し歯を入れた時期、過去に再治療を受けた回数、神経の有無、使用していた素材(保険か自費、セラミックかどうか)なども重要な情報になります。これらは診察時に歯科医師がリスクを評価し、再治療の必要性や方法を検討する際の判断材料となります。

曖昧な記憶でも構いませんが、自分なりに整理しておくことで、説明を受ける際の理解度が高まり、不安や疑問を残しにくくなります。

 

相談時に確認したい検査や説明内容

差し歯の再治療について相談する際には、「何を診て、何を基準に判断しているのか」を確認する姿勢が大切です。具体的には、レントゲンや必要に応じたCTなどの検査で、歯の根や周囲の骨の状態をどのように評価しているのかを尋ねてみましょう。

また、なぜ今の差し歯に問題が生じているのか、その原因がどこにあるのかを丁寧に説明してもらうことが重要です。再治療の選択肢が複数ある場合、それぞれのメリット・デメリット、再治療のリスク、将来的な見通しについても確認しておくと安心です。セラミックを検討する場合でも、「素材を変えることで何が改善され、何は変わらないのか」を明確に理解することが、納得のいく判断につながります。

 

セカンドオピニオンを検討する視点

差し歯の再治療や抜歯の判断に迷いがある場合、セカンドオピニオンを検討することは決して特別なことではありません。特に、「抜歯しかない」と言われたときや、治療内容や説明に十分納得できない場合には、別の歯科医師の意見を聞くことで視野が広がることがあります。その際は、最初の診断を否定する目的ではなく、「他に選択肢はあるのか」「リスクの考え方はどうか」といった確認の姿勢が大切です。

複数の見解を比較することで、自分の歯の状態や再治療の可能性をより客観的に理解しやすくなります。最終的にどの治療を選ぶかは患者さん自身の判断ですが、十分な情報を得た上で決めることが、後悔の少ない選択につながります。

 

9. よくある疑問をまとめて解消(FAQ)

再治療はどれくらいの期間がかかるのか

差し歯のやり直しや再治療にかかる期間は、症状の程度や治療内容によって大きく異なります。被せ物の不具合のみで、歯の根や歯ぐきに問題がない場合は、数回の通院で完了することもあります。

一方、内部に虫歯の再発や根の炎症が見つかった場合には、根管治療を含めた再治療が必要となり、数週間から数か月かかるケースもあります。歯周病の治療や噛み合わせの調整を併せて行う場合には、さらに時間を要することもあります。

セラミックによる再治療では、仮歯の期間を設けながら、歯や歯ぐきの状態を安定させてから最終的な被せ物を作製することが一般的です。期間だけを基準に急いで判断するのではなく、再治療のリスクを抑えるために必要な工程として捉えることが大切です。

 

痛みや腫れのリスクは高くなるのか

再治療を考える際、「前より痛くなるのでは」「腫れが強く出るのでは」と不安に感じる方は少なくありません。確かに、差し歯の再治療では被せ物を外したり、内部の処置を行ったりするため、一時的な刺激や違和感が生じる可能性はあります。

ただし、痛みや腫れの程度は、歯の神経の有無や炎症の有無によって大きく異なります。すでに神経を取っている歯であれば、処置中の痛みは比較的出にくい傾向があります。一方、感染や炎症が強い場合には、再治療の過程で一時的に症状が出ることもあります。

重要なのは、痛みを我慢することではなく、事前にリスクについて説明を受け、必要に応じて対処してもらうことです。不安を感じた場合は遠慮なく相談することが、安心して治療を進めるためのポイントになります。

 

費用や保険・自費の考え方

差し歯の再治療にかかる費用は、保険診療か自費診療かによって大きく異なります。保険診療では、使用できる材料や治療方法に一定の制限がありますが、費用負担を抑えられるというメリットがあります。

一方、自費診療では、セラミックなどの素材を選択でき、審美性や適合性を重視した治療が可能になる反面、費用は高額になる傾向があります。大切なのは、「高いから良い」「安いから悪い」と単純に判断しないことです。

なぜ再治療が必要になったのか、その原因に対してどの治療方法が適しているのかを理解した上で、費用と治療内容のバランスを考える必要があります。見積もりや説明を十分に受け、納得したうえで選択することが、後悔の少ない再治療につながります。

 

10. 差し歯のやり直しで後悔しないために大切なこと

「なぜ再治療になったのか」を理解する

差し歯のやり直しで後悔しないために、まず欠かせないのが「なぜ再治療が必要になったのか」を正しく理解することです。被せ物が外れた、見た目が悪くなったといった表面的な理由だけでなく、その背景にある原因を把握することが重要です。たとえば、被せ物と歯の境目から虫歯が再発したのか、歯の根の炎症が再燃したのか、噛み合わせの力が一部に集中していたのかによって、再治療の考え方は大きく変わります。

原因を十分に確認しないまま差し歯をやり直すと、同じ問題を繰り返すリスクが高まります。セラミックなど素材を変えることだけに目を向けるのではなく、「今回の再治療で何を改善すべきなのか」を整理することが、長期的に歯を守るための第一歩になります。

 

治療のゴールを歯科医師と共有する

差し歯の再治療では、治療のゴールを歯科医師と共有しておくことが非常に大切です。見た目を重視したいのか、できるだけ長く歯を残したいのか、将来的な再治療のリスクを最小限にしたいのかによって、選択される治療方法や材料は異なります。

たとえば、セラミックによる再治療を選ぶ場合でも、審美性を最優先する設計と、耐久性を重視する設計では考え方が変わります。治療の目的が曖昧なままだと、「思っていた結果と違う」と感じてしまうこともあります。

再治療の過程で考えが変わること自体は珍しくありませんが、その都度すり合わせを行うことで、納得感のある治療につながります。ゴールを共有することは、医療広告的な約束ではなく、治療方針を一致させるための重要なコミュニケーションです。

 

不安を抱えたまま放置せず、相談する意味

差し歯の再治療に不安を感じながらも、「またやり直しになるのが怖い」「相談しても同じ結果になるのでは」と考えて、受診を先延ばしにしてしまう方は少なくありません。

しかし、不安を抱えたまま放置することは、結果的に治療の選択肢を狭めてしまう可能性があります。内部で虫歯や炎症が進行してしまうと、保存できたかもしれない歯が抜歯に近づいてしまうこともあります。早めに相談することで、現時点でのリスクや考えられる選択肢を整理しやすくなります。

再治療は決して軽い判断ではありませんが、不安を言葉にして伝えること自体が、より良い治療への第一歩になります。納得できる説明を受けながら進めることで、差し歯のやり直しに対する不安は、少しずつ整理されていきます。

埼玉県大宮の再治療0%を追求した
審美歯科セラミック治療ガイド
監修:関口デンタルオフィス大宮

住所:埼玉県さいたま市北区宮原町4-134-24

電話番号:048-652-1182

*監修者

関口デンタルオフィス大宮

院長 関口 亮

経歴

・2008年 日本大学歯学部卒業
日本大学歯学部臨床研修部入局

・2009年 日本大学歯学部補綴学第一講座入局
専修医
顎関節症科兼任

・2014年 同医局退局
関口デンタルオフィス開院

所属学会

日本補綴歯科学会

日本口腔インプラント学会

*スタディークラブ

JSCT(Jiads Study Club Tokyo)

CIDアクティブメンバー(Center of Implant Dentistry)

 

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