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セラミック治療後のメンテナンス方法!歯科医が教える正しいケア習慣|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

セラミック治療後のメンテナンス方法!歯科医が教える正しいケア習慣

目次

1. セラミック治療後のメンテナンスが重要な理由

セラミックの寿命はケア次第で変わる

セラミック治療は、美しさと機能性を兼ね備えた優れた治療法ですが、その寿命は日々のメンテナンス次第で大きく変わります。一般的に、セラミックの寿命は10〜15年 といわれていますが、適切なケアを行うことで、それ以上長持ちさせることも可能です。

特に、噛み合わせや歯ぎしり、日々の口腔ケアの習慣 がセラミックの持ちに大きな影響を与えます。例えば、歯ぎしりが強い方は、セラミックに過度な負荷がかかり、欠けたりすり減ったりするリスクが高まります。また、歯磨きが不十分だと、歯とセラミックの境目にプラーク(歯垢)が溜まり、むし歯や歯周病の原因になることもあります。

そのため、毎日のセルフケアと歯科医院での定期検診 を組み合わせることで、セラミックの寿命を最大限に延ばすことが可能になります。

 

再治療を防ぐための適切なメンテナンスとは?

セラミックを長持ちさせるためには、以下の3つのメンテナンスが不可欠です。

● 正しいセルフケアの実践
  • セラミックに適した歯ブラシや歯磨き粉の選び方
  • 力を入れすぎず、優しく磨くブラッシング技術
  • デンタルフロスや歯間ブラシを使った隙間ケア

 

● 定期検診の受診
  • 3〜6ヶ月ごとの歯科医院でのチェックアップ
  • セラミックと歯ぐきの境目の状態を確認
  • 噛み合わせの微調整で負担を軽減

 

● PMTC(プロフェッショナルクリーニング)の活用
  • 専門的な機器を使い、歯の表面や歯ぐき周りの汚れを徹底除去
  • セラミックのツヤを維持し、見た目を美しく保つ
  • バイオフィルム(細菌の膜)を除去し、歯周病を防ぐ

これらのポイントを意識することで、セラミックの耐久性を高め、再治療のリスクを減らす ことができます。
 

当院が推奨する「再治療0%」を目指すケア方法

当院では、「再治療0%」を目指すセラミック治療 を提供しています。そのため、治療後のメンテナンスにも特に力を入れており、患者様が長期的に健康な口腔環境を維持できるようサポートしています。

● 個別メンテナンスプランの作成
  • それぞれの患者様の口腔状態に合わせたメンテナンス計画を立案
  • 咬み合わせのクセや生活習慣も考慮し、最適なケア方法を提案

 

● 先進技術を活用した検診・クリーニング
  • デジタルスキャンによる噛み合わせチェック
  • PMTCやエアフローによる徹底クリーニング
  • セラミックの状態をリアルタイムで確認し、必要に応じた微調整を実施

 

● 患者様の意識向上のための情報提供
  • セラミックの正しいケア方法についての説明会を実施
  • ブラッシングやフロスの正しい使い方を個別指導
  • 日常生活で気をつけるべきポイントをアドバイス

このような取り組みにより、治療後も安心してセラミックを長持ちさせる ことが可能になります。

 
 

2. 毎日のセルフケアでセラミックを長持ちさせるポイント


 

セラミックに適した歯ブラシと歯磨き粉の選び方

セラミックを長持ちさせるためには、使用する歯ブラシや歯磨き粉の選択が重要です。適切なアイテムを選ぶことで、セラミックの表面を傷つけることなく、清潔な状態を保つことができます。

● 歯ブラシの選び方
  • 柔らかめの毛先の歯ブラシを選ぶことで、セラミックの表面を傷つけるリスクを減らす。
  • ヘッドが小さめの歯ブラシを使うと、セラミックと歯ぐきの境目をしっかり磨ける。

 

● 歯磨き粉の選び方
  • 研磨剤が少ないものを使用することで、セラミックのツヤを維持。
  • フッ素配合の歯磨き粉を選ぶと、周囲の天然歯のむし歯予防にもつながる。
  • ホワイトニング成分が強すぎるものは避ける(セラミック自体にはホワイトニング効果がないため、過度な使用は不要)。

これらのポイントを意識しながら、セラミックに負担をかけずに歯を磨くことが、長持ちさせる秘訣です。

 

正しいブラッシング方法(力加減と磨く順番)

歯ブラシや歯磨き粉を適切に選んでも、磨き方が間違っていると効果は半減してしまいます。セラミック治療後は、特に優しいブラッシングが必要です。

● 力加減に注意する
  • ゴシゴシと強く磨くと、セラミックと歯ぐきの境目に負担がかかる。
  • 軽い力(目安はボールペンで文字を書く程度)で優しく磨く。

 

● 磨く順番を意識する
  • まずは奥歯の外側から、前歯、奥歯の内側へと順番に磨く。
  • セラミックの詰め物や被せ物がある部分は、特に丁寧に磨く。
  • 最後に舌も軽くブラッシングすると、口臭予防にもなる。

また、電動歯ブラシを使用する場合は、過度な圧力をかけないようにし、回転式よりも音波振動タイプのものを推奨します。

 

デンタルフロス・歯間ブラシ・洗口液の活用

ブラッシングだけでは、歯と歯の間の汚れは完全に除去できません。セラミック治療を受けた方は、特に以下のケアアイテムを取り入れることで、より清潔な状態を維持できます。

● デンタルフロス(歯と歯の隙間の清掃)
  • 通常のフロスのほかに、セラミック補綴物に適したスーパーフロス(先端が細く、補綴物の隙間も掃除しやすいタイプ)を使用すると効果的。
  • 使用時は無理にこすらず、ゆっくり前後に動かしてプラークを除去する。

 

● 歯間ブラシ(ブリッジやインプラントのケアにも有効)
  • 歯間の隙間が広い場合は、デンタルフロスだけでなく、適切なサイズの歯間ブラシを使うことで、より効率的に清掃できる。
  • 大きすぎるサイズの歯間ブラシは歯ぐきを傷つけるため、歯科医に相談して適切なサイズを選ぶ。

 

● 洗口液(マウスウォッシュ)
  • 殺菌作用のある洗口液を使用すると、口腔内の細菌の繁殖を抑えられる。
  • アルコール入りの強いものよりも、刺激の少ないノンアルコールタイプがセラミックには適している。

 

 

3. セラミックの大敵!歯ぎしり・食いしばり対策


 

セラミックに負担をかける歯ぎしりの影響

歯ぎしりや食いしばりは、セラミック治療を受けた歯に大きな負担をかける要因となります。これらの習慣があると、セラミックの耐久性が低下し、破損や摩耗が早まる可能性があります。

● セラミックの表面に微細なヒビが入る
  • 強い力が持続的にかかることで、セラミックに細かいヒビが入りやすくなる。
  • 初期のヒビは目に見えないが、放置すると大きな亀裂に進行し、最終的には破損の原因となる。

 

● 接着部分への過度な負担
  • セラミックは歯に強固に接着されていますが、過度な力が加わると接着部分に影響を及ぼし、浮きや剥がれの原因になる。
  • 特に、食いしばりが強い人は、セラミックの詰め物や被せ物がずれるリスクがある。

 

● 歯ぐきや顎への負担が増大
  • 歯ぎしりは歯だけでなく、歯ぐきや顎関節にも負担をかけるため、顎関節症のリスクが高まる。
  • 顎が疲れやすい、朝起きたときに顎がこわばるなどの症状がある場合は、歯ぎしりを疑うべき。

 

ナイトガード(マウスピース)の使用で負担を軽減

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガード(マウスピース)を活用することで、セラミックへの負担を軽減できます。

● ナイトガードのメリット
  • 就寝中の歯ぎしりの衝撃を分散し、セラミックの破損を防ぐ。
  • 顎の負担を軽減し、顎関節症の予防にもつながる。
  • 自分の歯を削ることなく、簡単に対策できる。

 

● ナイトガードの種類
  • ソフトタイプ:柔らかい素材でできており、軽度の歯ぎしりや食いしばりの方に適している。
  • ハードタイプ:強い歯ぎしりのある方に向けた硬めの素材で、セラミックの保護に優れている。
  • ハイブリッドタイプ:外側は硬く、内側は柔らかい構造で、快適な装着感を得られる。

ナイトガードは、歯科医院で患者様の歯にぴったり合うものを作成することが重要です。既製品もありますが、適合性が悪いと違和感が強く、かえって歯ぎしりを悪化させることもあります。

 

ストレス管理と噛み癖の改善方法

歯ぎしりや食いしばりは、無意識に行われることが多いため、日常生活の中でストレスを軽減し、噛み癖を改善することも重要です。

● ストレス管理の方法
  • リラックスする時間を確保し、ストレスを軽減する。
  • 適度な運動やストレッチを取り入れることで、全身の緊張をほぐす。
  • 寝る前にリラックスできる音楽を聴いたり、深呼吸をする習慣をつける。

 

● 噛み癖の見直し
  • 無意識に上下の歯を接触させている時間を減らす(歯は通常、何もしていないときには軽く離れているのが正常)。
  • 口を閉じた状態で舌を上顎につける習慣をつけると、自然に歯の接触時間を減らせる。
  • 食事の際に片側だけで噛むクセがある場合は、両側で均等に噛むことを意識する。

 
 

4. 定期検診が必須!セラミックを長持ちさせるプロのケア


 

3〜6ヶ月ごとの歯科検診がなぜ必要か?

セラミック治療後の歯を長持ちさせるためには、定期検診が不可欠です。多くの方は「痛みがないから大丈夫」と思いがちですが、セラミックが長期間機能し続けるためには、3〜6ヶ月ごとのチェックが必要です。

● セラミックの状態チェック
  • 経年による摩耗やヒビの有無を確認。
  • セラミックの接着部分に隙間が生じていないかをチェック。

 

● 咬み合わせの確認と調整
  • 噛む力のバランスが崩れると、セラミックに過度な負担がかかる。
  • 顎関節や咬合の変化に応じて微調整を行う。

 

● むし歯・歯周病の早期発見
  • セラミック自体はむし歯にならないが、土台の歯や歯ぐきは影響を受ける。
  • 早期発見することで、大掛かりな治療を防ぐ。

 

歯科医院で行うPMTC(プロフェッショナルクリーニング)とは?

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医院で受ける専門的なクリーニングのことで、セルフケアでは落としきれない汚れを徹底的に除去する施術です。

● PMTCの流れ
  • 歯垢や歯石の除去:専用器具を使用し、歯の表面や歯間に付着した汚れを取り除く。
  • 着色汚れの除去:コーヒーや紅茶、喫煙によるステイン(着色汚れ)を落とし、自然な白さを維持。
  • フッ素塗布:歯を強化し、むし歯や歯周病のリスクを軽減。

 

● PMTCのメリット
  • セラミックの表面を滑らかに保ち、汚れがつきにくくなる。
  • バイオフィルム(細菌の膜)を取り除き、歯ぐきの健康を維持。
  • 口臭の原因となる細菌を減少させ、爽やかな口腔環境を保つ。

 

噛み合わせチェックとメンテナンスでセラミックを最適な状態に保つ

噛み合わせは、セラミックの寿命に大きく影響を与えます。特に、咬み合わせのズレがあると、セラミックにかかる負担が不均等になり、破損や剥がれの原因になります。

● 噛み合わせチェックのポイント
  • セラミック部分が他の歯より強く当たっていないか。
  • 咀嚼時の違和感や顎の疲れを感じていないか。
  • 歯ぎしりや食いしばりの影響が出ていないか。

 

● 噛み合わせの微調整が必要な場合
  • 高さや形をわずかに削ることで、負担を均等にする。
  • 必要に応じて、ナイトガードの使用を推奨。

 

● メンテナンスの頻度
  • 一般的には6ヶ月に1回の調整が推奨されるが、噛み合わせの変化がある方は3ヶ月ごとのチェックを推奨。

 

 

5. PMTCの効果とは?セルフケアだけでは落とせない汚れを除去


 

歯科医院でしかできないバイオフィルムの除去

毎日のセルフケアを丁寧に行っていても、歯の表面にはバイオフィルムと呼ばれる細菌の膜が形成されます。このバイオフィルムは通常の歯磨きでは完全に除去することが難しく、時間が経つと歯石へと変化し、歯周病やむし歯の原因になります。

● バイオフィルムとは?
  • 口腔内の細菌が集まり、歯の表面に形成される膜。
  • 食べかすとは異なり、歯磨きだけでは完全に落とせない。
  • 進行すると歯石になり、歯ぐきの炎症を引き起こす。

 

● PMTCによるバイオフィルムの除去
  • 歯科医院専用の機器を用いて、歯の表面や歯ぐきの境目に付着した細菌を徹底的に取り除く。
  • 研磨剤を使ったクリーニングで、セラミックの表面を滑らかにし、汚れがつきにくい状態にする。
  • 歯周ポケットの深い部分まで洗浄し、歯周病リスクを軽減。

 

セラミック周囲の歯石を取り除くメリット

セラミックはむし歯にはなりませんが、土台となる歯や周囲の歯ぐきの健康状態が悪化すると、セラミックの寿命が短くなります。特に、歯石の蓄積は歯周病の原因となり、セラミックの安定性に影響を与えます。

● 歯石がセラミックに与える影響
  • 歯石が歯ぐきの中に入り込むと、炎症が進行し、歯周病が悪化。
  • 歯周組織が弱くなることで、セラミックの土台の歯がぐらつく原因に。
  • 最悪の場合、歯の支えが失われ、セラミックが取れるリスクも。

 

● PMTCによる歯石除去のメリット
  • 超音波スケーラーなどの専用器具を使用し、歯石を安全に除去。
  • 歯ぐきの炎症を抑え、健康な口腔環境を維持。
  • 歯ぐきの引き締め効果があり、セラミックの長持ちにつながる。

 

PMTCを受ける頻度と理想的なスケジュール

PMTCは、3〜6ヶ月ごとに定期的に受けることが推奨されています。特に、セラミック治療を受けた方は、長期的に健康な状態を維持するために、定期的なクリーニングが必要です。

● PMTCを受ける理想的なスケジュール
  • 3ヶ月ごと:歯周病リスクが高い方、歯ぎしり・食いしばりがある方に推奨。
  • 4〜6ヶ月ごと:健康な歯ぐきを維持できている方に適した頻度。
  • 個人の口腔環境に合わせた調整が必要。

 

● PMTCを定期的に受けるメリット
  • 歯ぐきの炎症を防ぎ、セラミックを安定した状態に保つ。
  • 歯の表面を清潔に保ち、セラミックの変色や汚れを防ぐ。
  • むし歯や歯周病の予防効果が高まり、再治療のリスクを軽減。

 

 

6. 食生活がセラミックの寿命を左右する?食習慣の注意点


 

セラミックに優しい食べ物・避けるべき食品

セラミック治療後の歯を長持ちさせるためには、日々の食習慣が大きな影響を与えます。適切な食事を意識することで、セラミックの耐久性を向上させるだけでなく、土台となる歯や歯ぐきの健康も守ることができます。

● セラミックに優しい食べ物
  • 柔らかく栄養価の高い食品(豆腐、温野菜、卵、ヨーグルト)
  • 歯を強化するカルシウム・ビタミンDを含む食品(乳製品、青魚、海藻類)
  • 口腔内のpHを整えるアルカリ性食品(野菜、果物、ナッツ類)

 

● 避けるべき食品
  • 硬すぎるもの(ナッツ、フランスパン、氷、飴)
  • 酸性が強いもの(柑橘類、酢を多く含む料理、炭酸飲料)
  • 着色しやすいもの(コーヒー、赤ワイン、カレー、チョコレート)

硬い食品はセラミックに強い衝撃を与え、ひび割れの原因になります。また、酸性の食品は歯のエナメル質やセラミックの表面に影響を与える可能性があるため、摂取後は口をすすぐことをおすすめします。

 

酸性食品・砂糖の多い飲食物が与える影響

日々の飲食習慣の中で特に注意が必要なのが、酸性食品と砂糖を多く含む食品です。これらの食品がセラミックの耐久性に影響を与える理由を詳しく見ていきましょう。

● 酸性食品の影響
  • 酸が口腔内のpHを低下させ、歯ぐきや土台の歯に悪影響を及ぼす。
  • 酸性環境が続くと、セラミックの接着部分にストレスを与えることがある。
  • 酸性食品を摂取した後は、水やお茶で口をすすぐと良い。

 

● 砂糖の多い飲食物の影響
  • 砂糖は口腔内の細菌のエネルギー源となり、プラークの形成を促す。
  • 砂糖の摂取量が多いと、土台の歯にむし歯ができやすくなる。
  • 甘いものを食べるときは、食後すぐに水を飲む、歯磨きをするなどのケアを心がける。

酸性食品や砂糖の多い飲食物の過剰摂取を避け、バランスの良い食生活を心がけることで、セラミックの長期的な安定をサポートできます。

 

咀嚼を意識した食事が口腔環境を整える

食事の際に意識すべきもう一つのポイントは、「咀嚼のバランス」です。しっかりと噛むことで、唾液の分泌が促進され、口腔内の健康維持に役立ちます。

● 唾液の働きとその重要性
  • 唾液は口腔内の細菌を洗い流し、むし歯や歯周病の予防に効果的。
  • 酸性に傾いたpHを中和し、歯やセラミックの表面を保護する。
  • 食べ物を滑らかにし、胃腸への負担を減らす。

 

● 咀嚼を意識するための食事の工夫
  • 一口ごとに30回ほど噛むことを意識する。
  • 左右均等に噛むことで、セラミックへの偏った負担を防ぐ。
  • 歯ごたえのある食材(根菜類、全粒穀物など)を適度に取り入れる。

しっかりと噛むことで、セラミックだけでなく、口腔全体の健康を保ち、長期的に快適な状態を維持することが可能になります。

 

 

7. セラミックの変色を防ぐ!見た目を美しく保つコツ


 

コーヒーや赤ワインの着色を防ぐ方法

セラミックは天然歯よりも着色しにくい素材ですが、長期間の飲食習慣によって表面に汚れが付着し、美しい白さが損なわれることがあります。特に、コーヒーや赤ワイン、カレーなどの色素が強い食品は着色の原因となるため、注意が必要です。

● 着色を防ぐためのポイント
  • ストローを使用する:コーヒーや赤ワインを飲む際にストローを使うと、歯やセラミックに直接触れる機会を減らせる。
  • 飲食後に口をすすぐ:着色しやすいものを摂取した後は、水やお茶で軽く口をすすぐことで、色素の付着を防げる。
  • ホワイトニング歯磨き粉の活用:研磨成分が少なく、ステイン除去効果のある歯磨き粉を選ぶと、セラミックのツヤを維持しやすい。

 

● 定期的なクリーニングの重要性
  • 歯科医院でのPMTC(プロフェッショナルクリーニング)を定期的に受けると、着色の蓄積を防ぎ、セラミックの輝きを保つことができる。
  • 超音波スケーラーやエアフローを活用し、頑固な着色も効果的に除去。

 

喫煙とセラミックの関係

喫煙は、セラミックの変色だけでなく、口腔全体の健康にも悪影響を及ぼします。タバコに含まれるタールやニコチンは、歯やセラミックの表面に付着し、黄ばみの原因になります。

● 喫煙がセラミックに与える影響
  • セラミックの光沢が失われ、黄ばみが目立ちやすくなる。
  • 口腔内の乾燥を引き起こし、着色汚れが蓄積しやすくなる。
  • 歯周病のリスクを高め、セラミックを支える歯ぐきの健康を損なう可能性がある。

 

● 禁煙や減煙のすすめ
  • 喫煙習慣を減らすことで、セラミックの白さを長期間維持しやすくなる。
  • 歯科医院でのクリーニングを定期的に受け、タバコによる着色を軽減する。
  • 代替手段として、ニコチンガムや電子タバコを活用しながら段階的に減煙するのも一つの方法。

 

ホワイトニングの併用は可能?

セラミック自体はホワイトニングで白くすることはできませんが、周囲の天然歯との色のバランスを整えるためにホワイトニングを併用することは可能です。

● セラミックとホワイトニングの関係
  • ホワイトニングは天然歯にのみ作用し、セラミックの色を変えることはできない。
  • セラミックの装着前にホワイトニングを行い、白さを統一することでより自然な仕上がりになる。
  • すでにセラミック治療を受けた場合は、定期的なクリーニングで色のバランスを調整するのがおすすめ。

 

● ホワイトニングを検討する際の注意点
  • セラミックと天然歯の色の違いを考慮しながら施術を行う必要があるため、歯科医と相談の上で適切な方法を選ぶことが重要。
  • 自宅でのセルフホワイトニングは効果が限定的なため、歯科医院でのプロフェッショナルホワイトニングを検討するのが理想的。

 

 

8. セラミック治療後に気をつけたいトラブルと対処法


 

知覚過敏が気になるときの対策

セラミック治療を受けた後、知覚過敏を感じることがあります。これは、歯の削り方や治療の影響で神経が過敏になっているために起こることが多いですが、適切な対策を行うことで症状を軽減できます。

● 知覚過敏が起こる原因
  • 歯を削ったことで神経が一時的に刺激を受けやすくなっている。
  • 歯ぐきが下がり、象牙質が露出している部分が敏感になっている。
  • 噛み合わせが変わり、一部の歯に過度な力がかかっている。

 

● 知覚過敏の対策方法
  • 知覚過敏用の歯磨き粉を使用する(硝酸カリウムやフッ素配合のものが効果的)。
  • 冷たいものや酸性の食品を避ける(特に治療直後は刺激を減らすために控える)。
  • 歯科医院でのフッ素塗布を定期的に受けることで症状を和らげる。
  • 噛み合わせの調整を歯科医に依頼することで、負担を軽減。

 

もしセラミックが欠けた・外れた場合の対応

セラミックは耐久性に優れていますが、強い衝撃や誤った使い方によって欠けたり、外れたりすることがあります。このような場合、速やかに適切な対応をすることが重要です。

● セラミックが欠けた場合
  • 小さな欠けなら修復が可能。歯科医院で専用のレジンを用いて補修できることもある。
  • 欠けた部分が大きい場合は、セラミックを再製作する必要があるため、早めに受診する。

 

● セラミックが外れた場合
  • 外れたセラミックを捨てない(再接着が可能な場合があるため、保存して歯科医院に持参する)。
  • 無理に自分でつけ直さない(市販の接着剤を使用すると、適切な処置ができなくなるためNG)。
  • 歯科医院での再接着・再作製を受ける。

 

セラミックが合わなくなったと感じたら?

治療直後は違和感を感じることがありますが、数週間経っても違和感が続く場合は、セラミックの適合性に問題がある可能性があります。

● 合わなくなる原因
  • 咬み合わせの変化により、一部の歯に負担がかかっている。
  • 土台の歯や歯ぐきに変化が起こり、セラミックと適合しなくなっている。
  • もともとのフィットが不完全だった場合、違和感が持続することがある。

 

● 違和感がある場合の対処法
  • 噛み合わせ調整を行う(咀嚼時に痛みや違和感がある場合は、歯科医院で調整を依頼する)。
  • 土台の歯のチェックを受ける(歯周病やむし歯が進行していないか確認する)。
  • 再作製が必要な場合は、新しくセラミックを作り直すことも検討。

 

 

9. 定期検診+PMTCで「再治療0%」を目指す当院のサポート


 

メンテナンスを怠るとどうなる?再治療リスクとは

セラミック治療を受けた後も、適切なメンテナンスを怠ると再治療が必要になるリスクが高まります。セラミック自体はむし歯になりませんが、支えている天然歯や歯ぐきの健康が損なわれると、セラミックの安定性が失われてしまうのです。

● メンテナンス不足によるリスク
  • 歯周病の進行(歯ぐきの腫れや炎症が続くと、セラミックを支える歯槽骨が減少し、歯がグラつく原因に)。
  • 噛み合わせの変化(時間が経つにつれて歯の動きが変わり、セラミックに過度な負担がかかることがある)。
  • プラーク・歯石の蓄積(セルフケアだけでは落としきれない汚れが蓄積し、むし歯や歯周病のリスクが増加)。

 

当院の定期検診プログラムの特徴

当院では、「再治療0%」を目指したメンテナンスプログラムを提供し、セラミックを長期間快適に使用できるようサポートしています。

● 個別にカスタマイズされた検診プラン
  • 3ヶ月〜6ヶ月ごとに、患者様の口腔状態に合わせた検診スケジュールを作成。
  • 咬み合わせや歯ぐきの状態を継続的にチェックし、必要に応じて微調整。

 

● PMTC(プロフェッショナルクリーニング)による徹底ケア
  • 通常の歯磨きでは落とせないバイオフィルムを除去し、歯周病リスクを低減。
  • セラミックの表面をツルツルに仕上げ、着色汚れがつきにくい状態に。

 

● デジタル技術を活用したモニタリング
  • 先進的なスキャニング技術で、セラミックや周囲の歯の変化を記録し、トラブルの早期発見を実現。
  • セラミックの摩耗具合や適合性を定期的にチェック。

 

患者様ごとのメンテナンス計画を提案

  • 食生活やセルフケアの見直しをサポートし、日常のケアを最適化。
  • 歯ぎしりや食いしばりがある方には、ナイトガードの活用を提案。
  • 予防プログラムを提供し、歯科衛生士によるブラッシング指導で、患者様自身のセルフケアスキル向上を支援。

 

 

10. セラミックを長く使うために、日々のメンテナンスを大切に


 

セラミック治療はゴールではなく、新たなスタート

セラミック治療を受けることで、美しい見た目と噛みやすさを取り戻せますが、それは治療の完了ではなく、健康な口腔環境を維持するための第一歩です。適切なケアを続けることで、セラミックを長く快適に使うことができ、口腔内全体の健康も守ることができます。

● セラミックを長持ちさせるために
  • セラミック自体はむし歯になりませんが、土台となる歯や歯ぐきの健康管理が重要。
  • 適切なメンテナンスを続けることで、歯周病や噛み合わせのズレを防ぐ。
  • 日々のセルフケアと定期検診を組み合わせることで、より長持ちさせることが可能。

 

定期メンテナンスで、健康な歯を守り続ける

セラミックを長く快適に使用するためには、定期的なメンテナンスを受けることが大切です。小さな異常も早期に発見することで、大掛かりな治療を避けることができます。

● 定期メンテナンスのメリット
  • 早めのチェックで問題を未然に防ぐ。
  • 咬み合わせの微調整を行い、セラミックへの負担を軽減。
  • セラミックの表面をクリーニングし、美しい見た目を維持。

 

● 再治療のリスクを抑えるために
  • 定期検診を受けることで、土台の歯や歯ぐきの状態をチェックできる。
  • PMTC(プロフェッショナルクリーニング)で、セルフケアでは落としきれない汚れを除去。
  • 定期的なケアを続けることで、再治療のリスクを大幅に減らせる。

 

メンテナンスの習慣をつけて、健康な口元を維持しましょう

「セラミック治療を受けたから安心」と思われがちですが、長く快適に使うためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。

● 毎日のセルフケアのポイント
  • 適切な歯磨きとフロスの習慣を身につける。
  • 咀嚼のバランスを意識し、片側だけで噛む癖を防ぐ。
  • 着色や汚れが気になる場合は、早めにクリーニングを受ける。

 

● 歯科医院でのサポートを活用
  • 3〜6ヶ月ごとに定期検診を受けることで、セラミックの状態を確認。
  • PMTCなどの専門的なケアを定期的に受けることで、より美しさを維持。
  • 「再治療0%」を目指し、患者様一人ひとりに合ったメンテナンスプランを提供。

セラミック治療は、美しい笑顔を長く維持するための第一歩です。しっかりとしたメンテナンスを行い、快適な口腔環境をキープしましょう。まずは、次回の定期検診のご予約をおすすめします!

 

 

 

監修:関口デンタルオフィス

住所:埼玉県さいたま市北区宮原町4-134-24

電話番号:048-652-1182

*監修者

関口デンタルオフィス

院長 関口 亮

経歴

・2008年 日本大学歯学部卒業
日本大学歯学部臨床研修部入局

・2009年 日本大学歯学部補綴学第一講座入局
専修医
顎関節症科兼任

・2014年 同医局退局
関口デンタルオフィス開院

所属学会

日本補綴歯科学会

日本口腔インプラント学会

*スタディークラブ

JSCT(Jiads Study Club Tokyo)

CIDアクティブメンバー(Center of Implant Dentistry)

 

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