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インプラント治療をご希望の方へ〜抜歯と同時に骨を作る!〜

こんにちは!院長の関口です。

今月はインプラント治療についてお話ししてきたいと思っておりますが、その中でも抜歯と同時に骨を作るソケットグラフト(以下SG)についてお話しさせていただきます。

では早速いきましょう!!

 

<インプラント治療は抜歯をする前から始まっています>

題名にもあるようにインプラント治療の計画は抜歯前から始まっています。たまにインプラントをご希望で、他医院にて既に抜歯をしてしまってから来院される方がいらっしゃいますが、そのような場合では治療オプションが減ってしまう可能性があります。

本来インプラントは骨の中にしっかりと埋まった状態でなければなりません。

しかし、抜歯をするとその周囲の骨は、様々な論文から大きく吸収することが示されています。

ですから、骨が吸収し無くなってしまい、インプラントがそのままの状態では埋入できないということは少なくありません。(その場合、骨造成が必要となります。)

今回お話しするSGは、抜歯して空いた穴にその日のうちに骨様組織を作る1つの方法となります。(注:これ以外にも抜歯と同時にインプラントを埋入する抜歯即時埋入と言われる方法なども選択肢として挙げられますが、そのような処置に関してはまたの機会にお話しいたします。)

<SGの実際>

私がSGがインプラント治療において有効だと思う点の一つに、低侵襲でインプラント治療が行える点にあります。つまり患者さんが痛みも少なく、比較的楽にインプラント治療を受けることができるということです。

それでは写真を提示しながら簡潔にご説明いたします!

①右下5番目が抜歯予定となっています(薄いオレンジ色の部分)

 

②抜歯後、空いた穴の中にDBBM(骨伝導に優れた天然のウシ由来多孔性骨補填剤です。)や人工骨などを選択し、填入します。骨補填剤は顆粒状をしていますので、それが穴から飛び出したり、感染しないように特殊な膜(メンブレン)で覆います。今回提示しているSGはオープンバリアメンブレン法と言います。

 

③これが膜で覆い被せて縫い合わせた状態の写真になります。

この膜は露出していても細菌を中に通さないので、先程お伝えしたように感染のリスクを抑えられます。

 

④1ヶ月後の状態です。膜の下で歯肉ができ、完全に抜歯によって空いた穴が塞がれた状態になっています。

下の写真は抜歯から約4ヶ月後のCT画像になります。

オレンジの点線の中が元々歯があった部分になり、通常抜いてそのままにしているとその部分は黒く映りますが、周りの骨と同じように抜いた部分が白く写っているのがご覧いただけると思います。

ここまできたらあとはインプラントの埋入を行うだけです!

骨が十分あるところにインプラントを埋入するのは比較的簡単に埋入できます!!

下の写真は手術直後の写真です。歯肉を切開することなく処置が可能であり、埋入手術時間は15分ほどで終了しています。

 

いかがでしたでしょうか?

インプラント治療は抜歯後になるべく骨や歯肉が減ってしまうのを防ぎながら治療を進めることが大事と考えています。

今回ご説明した方法は全ての方に適応になるわけでもありませんので、歯の状況に合わせて様々な治療オプションから最適なものを選択していくことが重要です。

ブログをご覧いただいている方で、インプラント治療をご希望の方がいらっしゃったら一度当医院にご連絡いただけたらと思っております。

今月もお読みいただきましてありがとうございました。