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こんにちは!院長の関口です。
最近は、学会でのポスター発表や歯医者さん向けのインプラントのレクチャーのお手伝いをしたりと色々あわただしくし活動させていただいてます!
では早速!今月は前歯のインプラント治療のご紹介を致します。
まず皆様にご理解頂きたいのは、前歯のインプラント治療は非常に難易度が高いという事です。それは、審美性がかなり求められる点にあります。
審美性が求められるということは、できるだけ天然の歯に近い形に歯や歯肉を再建することにあります。
歯を抜歯をすることで、その歯の周りの骨や歯肉が痩せ細っていきますので、それをしっかりと作り上げていく必要があります。
ですので、そのような手術が行える医院を選ぶ必要があります。
症例の実際ですが、患者さんは前歯が取れたということでいらっしゃっいました。虫歯の状況や骨の状態から、一度は根管治療を行いましたが治癒せず、残念ながら抜歯となりました。
CT画像では鼻のすぐ下まで病気が波及し骨の吸収が起きているのがわかります。
当医院ではなるべく患者さんの負担を軽減するために極力低侵襲な手術を心がけておりますので、まず抜歯と同時に骨の造成をマイクをスコープ下にて行いました。施術時の写真になります。大きな骨の吸収がある事が確認できます。
その後6ヶ月程度待ち、インプラントを埋入し、仮歯を入れます。
今度は仮歯を入れた状態で歯肉の不足している部分を確認し、歯肉の増生を行いました。
その後、歯肉が安定するのを待ち、最終的な被せ物をセットしました。
以上のように、インプラント治療では骨の造成・歯肉の増生が必要となることが多いです。
ですから、冒頭にもお伝えしましたが、インプラント治療を行う場合はそのような処置を行なっている医院をお探しいただくことが重要となりますし、しっかりとした治療計画を立てていくことが非常に重要です。
ちなみに私ごとですが、そのインプラントについてのポスター発表にて最優秀賞をいただく事ができました😀
今後も日々研鑽し、良い医療がご提供できるよう努めてまいります。今月もお読みいただき誠にありがとうございました。