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関口デンタルオフィスです。
本日は酸蝕症についてお話しします。
酸蝕症は、エナメル質(歯の最外層)が酸によって化学的に溶解される現象です。エナメル質はリン酸カルシウムで構成され、人体で最も硬い組織です。しかし、酸性度の高い飲食物によく触れると、この硬い組織も溶けるリスクがあります。
・知覚過敏
冷たいものに対して敏感になります。
・歯の摩耗
歯が丸くなり、摩耗します。
・エナメル質の変色
エナメル質が濁り、下の象牙質が透けて見えることがあります。
・歯の表面の変化
前歯が滑らかで光沢が出ることがあります。
・奥歯の変形
奥歯に深い溝やくぼみが形成されることがあります。
これらの症状は、酸蝕症が進行すると悪化します。
・酸性飲食物の摂取
酸性飲食物の頻繁な摂取と、その後の不適切な口腔ケアが主要な原因です。
・不適切な歯磨き
大量の酸性飲食物摂取後すぐの歯磨きは、軟化したエナメル質をさらに損傷させるリスクがあります。
・夜間の環境
寝る前の酸性飲食物の摂取や、夜間の口の乾燥も酸蝕症のリスクを増加させます。
・酸性飲食物の管理
酸性飲食物の摂取を控えめにし、摂取後はすぐに口をすすぐ。
・適切な歯磨きタイミング
酸性飲食物を摂取した直後の歯磨きは避け、30分以上待ってから行う。
・夜間のケア
就寝前に水分を摂取するか、加湿器を使って口の乾燥を防ぐ。
・定期的な歯科検診
歯の健康状態をチェックし、問題があれば早期に対応する。
酸蝕症は、適切な知識と口腔ケアにより予防可能です。酸性飲食物に対する意識を持ち、適切な歯科検診を受けることで、健康な歯を保つことができます。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
埼玉県さいたま市北区にある歯医者・歯科
再治療0%を追求した歯科治療専門クリニック
『関口デンタルオフィス埼玉』
住所:埼玉県さいたま市北区宮原町4丁目134−24
TEL:048-652-1182