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米国式精密根管治療で再治療をできる限りなくす!

こんにちわ!院長の関口です。

今月は歯の根の治療(根管治療)についてお話ししたいと思います。

歯には一本一本神経(歯髄)が通っていて、歯の根の治療とはその神経を除去(抜髄)したり、あるいは除去した神経のお部屋が再び細菌よって感染した場合に行う処置(感染根管治療)のことを言います。

根管治療は元来治療が複雑なために成功率が低いとされておりましたが、現在では治療の方法(米国式精密根管治療)によっては成功率がかなり上がってきていると言われています。

<成功率>

成功率:3〜5年後にレントゲン上で根の先に病気がなく、症状が認められないものとなります。

・抜髄の成功率

日本での通常の根管治療の成功率:60%

米国式精密根管利治療の成功率:90%前後

感染根管に関しましてはさらに低い成功率になると言われています。

それは何故でしょうか?

①根管内に侵入してしまった細菌の除去が困難なため

複数回根管内を治療したことによる歯へのダメージが大きくなってしまっているため

細菌が作り出すバイオフィルムが形成されてしまっている可能性があるため

そして根管の形態というのは写真の黒い部分のように非常に複雑で、太さも直径0.1mm〜0.25mm(平均)程度のものが多く非常に細いのが特徴です。そのため、この中の細菌を手探りで除去するのは困難を極めるのがお分かりいただけると思います。

そこで米国式精密根管治療により成功率を上げることが世界基準の治療法となっていると考えられています!

<米国式根管治療の特徴>

マイクロスコープを使用し根管内を拡大明視下で治療

CT撮影により根管の形態を3次元的に把握し治療を効率

ラバーダム防湿(治療する歯にゴムのシートをかけ、根管内への唾液の侵入を防ぐ処置のこと)による根管内の汚染を防止

超音波器具使用による根管内の消毒効果の上昇

⑤根管内の汚染物質が除去できた後に充填するMTAという薬剤

⑥本来の根管形態を崩すことなく3次元的根管形成を可能にするNi-Tiファイル

(ちなみにこの写真は移植した親知らずのマイクロスコープ使用時の根管治療です。実際、拡大はもっと可能で、中の方まで見ることができます!

当医院ではこのような機材や薬剤を使用することで複雑な根管治療にも対応しております。

 

根管治療は家で例えるのであれば基礎工事になりますので、歯を長持ちさせるには大変重要な治療の一つであると言えます。

また根の先に感染が起きてしまっている場合でも、多くのケースでは痛みを伴わずに病状が悪化し、酷い場合では目が開かなくなるくらい急激に腫れてくる場合もあります。

日本の根管治療の成功率から考えると、以前に神経を取った記憶のある方々はメンテナンスにより定期的に問題が起きていないか確認することが非常に重要と考えられます。

 

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