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歯がなくなると口の中はどうなる?|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

歯がなくなると口の中はどうなる?

こんにちは!院長の関口です。

今月は歯を失ってしまうことで起きるお口の中の変化についてお話し致します。

では早速始めていきたいと思います!

 

<歯と顔の骨との関係>

まず皆さん誰もが一度は目にしたことがある骸骨を見てみましょう!

歯の構造は下記の図のようになっていますが、骸骨を見ていただいてお分かりのように、歯の根の部分は骸骨の中に埋まっています。

つまり上の歯は上顎の骨、下の歯は下顎の骨の中に埋まっており、しっかりと骨の中に歯の根っこの部分が支持されていることで、不自由なく食事を楽しむことができます。

 

<上下顎骨が吸収する原因>

この歯を支えている骨が吸収してしまう原因をいくつかご紹介します。

①歯周病に罹患している:歯周病のメインの症状である骨吸収が菌によって起こります。

②抜歯後のそのまま何も代わりになるものを入れず放置している

③不適合な入れ歯の装着

などが挙げられます。

そして歯周病を放っておいたり、歯がないままにしておくとかなりの骨吸収を引き起こしてしまい、下記の図のようになる可能性があります。

 

 

つまり、これらの原因によって顔の一部の骨が溶けてしまっています💦ですから顔も鼻の下が凹んで、下の顎が突き出たように変化します💦

(何故か魔女は昔から歯がない設定ですよね笑 ただこれが歯がなくなり高度に骨が吸収してしまった場合の典型的な顔です😭)

日本では定期検診を継続して行う方が非常に少ないために、知らず知らずのうちに骨が溶けていき歯がぐらぐらになってから歯科医院にいくことが多いので治療が複雑になることが多くなってしまっています。

 

全ての歯がなくなり重度の骨吸収を起こしてしまうと、食事を楽しむことができるように治療をするには困難が生じます。いわゆる難症例となってしまうことは、なんとなくお分かりいただけると思います。

入れ歯で治療する場合は、吸収した骨や歯肉・歯の代わりをする人工臓器になるわけですから、一筋縄ではいきません。

<骨の吸収を抑えるためには>

①定期検診や適切な治療により歯を失わないようにしていく

②すでに多くの歯を失ってしまっている方に関しては、

a:骨の中にインプラントを埋入し、骨の吸収を抑え、歯と同様に咬めるようにしていく

b:インプラントと入れ歯を併用し、入れ歯であっても過度に骨に負担がかからないようにしていき、かつ咬めるようにしていく

c:適合の良い義歯を製作し、なるべく骨に負担がかからないようにする(aやbに比べると骨に負担がかかったり、食べられるものに制限が出る場合があります)

いずれにしても、お口にしっかりと合ったものを入れる必要があります。お口の中の状態が悪くなってしまっていればいるほど、骨の吸収も進んでしまっている可能性が考えられます。

そのため、1年以上定期検診に行かれていない方は是非一度歯科医院で検査を受けてください。

面倒かとは思いますが、食生活を生涯楽しむためには必要不可欠だと私は考えております。

 

いかがでしたでしょうか?年内はこれで最後の私のブログ投稿にしたいと思います。

来年も継続して皆様に少しでも参考になる情報をご提供できればと思っております。

本年もブログをお読みいただきありがとうございました。

大変寒くなってきましたので、皆様どうぞご自愛ください。

 

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