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こんにちは!院長の関口です。
先日、今年の講演や勉強会のスケジュールも全て終了し、早いもので1年が終わろうとしています。今年のブログもこれが最後になりますが、はりきって皆様に適切な情報をご提供できればと思っております!!
今月は診査・診断の重要性についてお話しさせていただきます。
当医院では緊急時の場合を除いて、原則初診時の際に<レントゲン撮影・口腔内写真撮影・歯周病検査・虫歯検査>を最低限行う形をとらせて頂いております。
その理由としては、総合的に検査を行っていくと、主訴である部分以外にも問題が見つかる場合が殆どだからです。
勿論、ご希望であれば主訴である部分だけの診査を行い、その部位だけ治療を行うことは可能ではありますが・・・
それでは一生涯、綺麗な歯を健康に残していきながら、なんでも噛めるお口の中を維持していくことはできません!!
適切な診査を行うことはお口の中の健康を守るための重要な1ステップなのです。
その後、診査で得られた情報を元に適切な診断を行なっていく形になるわけですが、そもそも情報が足りないと診断を適切に行うことが困難になります。
例え一つの虫歯であってもどういった原因で起きているのかを見極めることは、それ以上虫歯を作ったりしないために非常に重要なことになります。
そして、次に診断がついたら治療計画の立案をし治療を開始していくわけですが、ここでも先ほどと同じように診断が適切でなければ治療計画の立案も適切に行うことは難しくなります。
結果として、治療計画が適切でなければ、治療の繰り返しをする可能性が高くなり歯を失うリスクが高くなってしまいます。
当医院では、長く美しい歯で美味しく食べる喜びに貢献し皆様が豊かで快適な生活を送っていただけるようにという理念の元、診察をさせていただいております。
正直、気になる所の処置だけを行うことはさほど難しいことでない場合が多いです。
実際治療を始めるにあたって大切なことは、
・正しい診断を行うこと
・様々な治療のオプションが御提示できること
だと考えます。
当医院は、お口の中の健康が一生涯維持できるよう・あるいは健康がすでに損なわれてしまっている方に関しては、様々な治療オプションの中から患者様と話し合いを行い、治療の選択して健康を取り戻すことを目指しています。
そのためには、お話しさせていただいたように適切な診査・診断を行うことが、皆様のお口の中の健康のために大変重要であることをご理解いただければと思います。
従来の日本の歯科治療は木(気になる所だけ)を見て森(お口の中全体)を見ずになってしまうことが多いように感じます。
そうではなく、しっかりと森全体を見ていくことで、早期にリスク管理を行え、お口の健康維持をしていくこと可能となります。そのような治療こそが次世代の歯科治療になると考えています。
そしてこのような考え方が、これからの日本の歯科治療には必要であると感じています。
以上、これで今年最後のブログとなりました!早いもので本年も残す所あとわずかになりました。
患者様をはじめ、近隣住民の皆様の温かいご支援により、本年の診療も無事終えることができました。
来年もスタッフ一同、より一層精進してまいりますので、変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い致します。