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関口デンタルオフィスです。
今回は、親知らずについてのよくある質問にお答えします。
Q:私には親知らずが一本もないのですが、これは問題でしょうか?
A:全く問題ありません。全ての親知らずが欠けている方や、一本だけない方もいますが、どちらの場合でも歯列に悪影響を及ぼす可能性はほとんどありません。最近の歯科界では、「親知らず=通常の歯ではない」との認識が一般的で、「人間の歯は全部で28本」とカウントする考え方が多いです。
Q:なぜ親知らずが痛むのでしょうか?
A:それは口の奥深くに位置するためです。その位置のため、適切にブラッシングできない人が多く、親知らず自体やその周囲の歯茎に細菌が増殖し、問題が起きやすくなります。
<親知らずの問題は主に2つ>
1:親知らずの周囲の歯肉が腫れる
2:親知らずが虫歯になる
それぞれの問題について詳しく説明します。
1:親知らずの周囲の歯肉が腫れる
この種類の問題は非常によく発生します。そして、歯科医院としては、「親知らずの周囲をクリーニングして薬を処方する」という対応が一般的です。また、特別な治療をせずとも、約1週間で改善することが多いです。
しかし、親知らず周囲の歯肉・歯茎の炎症が重く、強い痛みを感じたり、腫れた部分を誤って噛んでしまったりすると、状況がなかなか改善しない可能性があります。このようなケースでは、歯科医院で「必要な部分の歯肉・歯茎を焼く」治療を行うことで、より速やかに回復しやすくなります。
「歯茎を焼く」と聞くと怖いかもしれませんが、麻酔を使用するので、痛みは全くありません。ただし、麻酔が切れてからは少しピリピリ感を覚えるかもしれません(ただし、それ以上の痛みはほとんどありません)。
再度強調しますが、親知らず周囲が腫れても約1週間で改善する可能性が高いです。しかし、原因となる親知らずをそのままにしておけば、再発する可能性が高くなります。したがって、根本的な解決策として、親知らずの抜歯を考慮することが重要です。
2:親知らずが虫歯になる
この問題は深刻です。「虫歯で痛む」=「歯の神経が痛む」ことを意味し、放置していても改善することはありません。「親知らずを抜く」または「神経を除去する」治療が必要となります。
実際には、多くの方が、「歯科医院に行く」という決断をする時点で、すでに歯が激しく痛んでいます。「歯が激しく痛む=炎症がひどい」ということであり、この時点での治療は遅すぎると言えます。実際、歯肉や歯の炎症が進行すると、麻酔の効果が低下し、全ての治療が痛みを伴う可能性が高くなり、また、治療後の傷が治りにくくなります。
これを考慮すると、治療自体を避けたいと思うかもしれませんが、治療を行わなければ、痛みは絶対に消えません。
少しでも参考になれば幸いです。
ご覧いただき、誠にありがとうございます。
さいたま市北区にある歯医者・歯科
『関口デンタルオフィス』
埼玉県さいたま市北区宮原町4丁目134−24
TEL:048-652-1182