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こんにちは!院長の関口です。
今月は当院で行ったインプラント治療について解説していきます。
歯周病に罹患し、それが重症化すると歯を支えていた顎の骨が大きく吸収を起こし、歯がグラグラしていき最終的には抜歯を余儀なくされることがあります。
そのため、欠損した部分にインプラントを埋入するためには骨を作る処置が必要になります。
下の写真は歯周病よって大きく歯肉と骨が吸収してしまっています。
このままではインプラントが骨からはみ出てしまうため長期的に安定した状態を目指すことが難しくなります。
今回はインプラント埋入と同時に骨を作る処置を行いました。
材料は
・ウシの骨を凍結乾燥させたもの
・ご自身の骨
を混ぜて使用しています。
骨増生後から4ヶ月後の写真になります。すべてインプラントが骨様の組織に覆われていることがわかります。
インプラント周囲炎に対しての対策として厚い骨を構築することは非常に大事となります。
術後に腫れやアザができることがデメリットとしてありますが、2週間あれば消失します。
3本の欠損部に対して2本のインプラント埋入をし、ブリッジタイプの上部構造をセットしました。
患者様には違和感もなく使用していただいており、埋入後2年3ヶ月経過しておりますが非常に安定しております。
当医院ではインプラント治療後のメンテナンスは3ヶ月を基本としております。セルフケアと継続した管理によってインプラントのみならず天然歯も健康な状態で維持していくことが可能ですし、非常に重要となります。インプラント治療のことで何かわからないことやご質問などございましたら一度ご相談ください。
今月もお読みいただきまして誠にありがとうございました。