こんにちは!院長の関口です。
今年はバスケやラグビーのW杯があったので、職業柄観客の方の歯を見て日本人と比較してみるということをしてしまうのですが、やはり他の国の方は歯が綺麗な人が多いですね!
その点日本は完敗です💦
では、なぜ他の国の方達は日本とこんなに違うのでしょうか?今回はその要因の一部についてご説明します。
- 歯科衛生意識の高さ:欧米諸国では、歯科衛生に対する意識が高く、歯磨き、フロス、口腔洗浄剤などの歯科ケア製品の使用が一般的です。歯科医や歯科衛生士のアドバイスに従って、歯の健康を維持するためのケアを積極的に行う文化が根付いています。これは、歯が汚いことが自己管理ができていない証拠と位置付けられてしまうことに起因していると考えられます。
- 定期的な歯科診療:欧米諸国では、歯科医への定期的な歯のチェックアップやクリーニングが奨励されています。定期的な歯科診療により、歯の問題が早期に発見され、適切な治療が提供されるため、歯の健康を維持するのに役立ちます。
- 健康的な食事習慣:健康的な食事習慣は歯の健康に大きな影響を与えます。欧米諸国では、歯を守るために砂糖や酸性飲料の摂取を制限し、栄養豊富な食品を摂ることが奨励されています。
- 教育と啓発活動:欧米諸国では歯科衛生教育と啓発活動が積極的に行われており、子供から成人までの広範な年齢層に向けて歯科ケアの重要性が教えられています。また、タバコや喫煙の危険性に関する啓発活動も行われており、口腔がんのリスクを低減するための取り組みが進んでいます。
- 治療費の違い :欧米諸国では歯の治療にかかる費用が日本と大きく違います。最近ではインフレで海外旅行に行くと、ランチをするにも日本の5倍以上平気でかかるということがニュースでも報じられています。それと同じように以下に示すように2002年時点でも、治療費にかなりの開きがあることが分かります。
(陶材冠は日本でも自由診療となるため、他の治療に比べると治療に差がありません。)
ここで注意が必要なのは、治療費に伴って治療の質は、日本の保険診療で行う治療より格段に高いことが多いです。15倍くらい治療費が違うので、日本で他の先進国と同じ治療を受けることができないことはお分かりいただけると思います。
吉野家で高級料理店のお肉を食べることができないことと同様ですね😩
総じて、欧米諸国で歯が綺麗で健康的な人が多いのは、
- 社会的な部分も考慮して、子供の時から綺麗な状態を作り、そもそも悪くならないようにする。
- もし問題が生じたら、なるべく治療をし直すことがないようにベストな治療を施す。最初をなるべく減らすことが重要です。