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レーザーを使用して歯周病を効果的に治療!!|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

レーザーを使用して歯周病を効果的に治療!!

こんにちは!

院長の関口です。当医院では歯周治療にレーザーを使用する場合(エアフロー・超音波スケーラー・手用スケーラーも適宜使用します)があり、そのメリットについて今月はお話ししていきたいと思っております。

日本人の成人の多くの方が罹患していると言われている歯周病ですが、その歯周病の原因は歯周ポケットの奥にあるプラークや歯石です。

プラークは細菌の塊で、歯石は細菌の住処です。

実際多くの歯周病細菌が作り出す毒素によって、歯を支える骨が溶ける病気が歯周病で、最終的に骨が多く失われると歯が抜け落ちてしまいます。

基本的には歯周病の治療はそのポケット内のプラークや歯石の除去を行うことになるわけですが、一般的にはスケーラーと言われる鎌のような道具や超音波スケーラーと言われる道具を使用します。

そしてそれに加えて当医院ではレーザーを使用する場合もあるわけですが、歯科で利用されているレーザーはEr:YAGレーザー・CO2レーザー・Nd:YAG

レーザー・半導体レーザーがあります。その中でも当医院で扱っているレーザーはEr:YAGレーザーとなります。

Er:YAGレーザーは歯肉や粘膜などの軟組織と歯などの硬組織両方に使用できます。比較的マルチに使用できるレーザで汎用性が高いものになります。

<Er:YAGレーザーを使用した歯周治療のメリット>

①体へのダメージが少ない:レーザは非常に狭い範囲に当てられるため、組織へのダメージが少なくなります。

②治りが早い:組織へのダメージが最小限であるために、治癒が早くなります。

プラーク除去と同時に殺菌ができる:歯周ポケット内のプラークや歯石の除去する際、レーザーが当たった部分の殺菌ができます。

④菌血症発症率が、手用器具に比べると発生しずらといわれています。

(菌血症とは血管から菌が全身に回ってしまうことをいいます。)

手用スケーラーによる治療に比べて細胞の付着が認められる。つまり歯周組織の増殖促進効果があることを指します。

新生骨が形成しやすいといわれています

⑦アメリカ歯周病学会のコンセンサスステートメントでは、深い歯周ポケットがある場合には従来の治療とEr:YAGレーザーによる治療の併用がより高い治療効果が期待されるとコメントされています。

<Er:YAGレーザーを使用した歯周治療のデメリット>

①従来の治療に比べると時間がかかります。

②自由診療での治療になる場合があります。

 

実際の治療は以下の図のようになり、非常に細いチップをポケット内に挿入して行いますし、非常に痛みも出づらいです。

 

いかがでしたでしょうか?

歯周病治療は従来の方法とEr:YAGレーザーを使用することでより効果が出ることが報告されています。

歯を失う原因の多くは歯周病ですので、当医院では常に患者様によりより医療をご提供できるよう知識・機材のアップデートをしていきます。

お口のことでお悩みの方は是非一度ご連絡いただけたらと思っております。

今月もお読みいただきまして誠に有難うございました。

 

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