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歯周病で失った骨を再生!!|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

歯周病で失った骨を再生!!

こんにちは!院長の関口です。

今月はお問い合わせの多い再生療法についてお話ししたいと思います。

だいぶ前になりますが、以前にも再生療法についてお話しさせてもらっていますので、気になる方はそちらの記事もお読みいただけたらと思っております。

<歯周病による歯槽骨の吸収が適応症>

以前の時にもお話ししましたが、歯の周りの骨が溶ける病気には

1:歯周病

2:根の病気

3:歯周病と根の病気の併発

4:歯の破折

などが一般的に挙げられます。

その中で検査を行い、適切な診断を行なっていくことになるのですが、今回は1番目の歯周病により引き起こされた重度の骨吸収の治療を解説したいと思います。

再生療法では歯を支えている骨(歯槽骨)を再生することが可能で、虫歯で溶けた歯は再生することはできませんので注意してください。

<治療の実際>

歯周病による骨の吸収の仕方は二種類に分けられます。(詳細は理解する必要はないと思いますのでなんとなく知っておいてください😄)

1つ目は水平性の骨吸収:歯槽骨全体がドカッと吸収しているケースです。

2つ目は垂直性の骨吸収:歯槽骨の一部が滑り台のように吸収しているケースです。

原則、垂直性の骨吸収が再生療法の適応症になります。

それでは実際の症例を見ていただきたいと思います!

症例ではオレンジで塗りつぶされたところに垂直性の骨吸収が認められます。

ここで非常に大事なことは、なぜこの部分に垂直性の骨吸収が起こってしまったのかを考えなくてはいけません。(ただ再生療法をして骨を再生させても原因が解決されていなければ、再び骨吸収が起きてしまう可能性があります)

この症例では、

1:歯石の沈着 2:ブリッジによる荷重負担 3:7番目の歯(左の大きな歯)の傾斜が考えられます。

ですから、治療としては

1:歯石の沈着→歯石の除去(スケーリング・ルートプレーニング)

2:ブリッジによる荷重負担→欠損部にインプラント埋入

3:7番目の歯の傾斜→部分矯正による傾斜した歯を立てる(アップライト)

 

の処置が必要になります。

実際の状況と処置はこのようになっています。

7番目の歯

5番目の歯

処置途中ですが、黒く何もなかった部分に白く骨ができているのがご覧いただけると思います!

当院では歯が悪くなってしまった原因を追求し、それに対して適切な処置を行うことで長期に歯を残していくことを目指しています。

大事なことは骨を再生させることではなく、長期に歯がいい状態で維持していく事です。

再生療法はあくまでそのための手段でしかありませんが、有効な治療方法であると考えられます😊

 

いかがでしたでしょうか?

治療に関してお悩みのことなどございましたら是非一度ご連絡いただけたらと思います。

今月もお読みいただきましてありがとうございました。

 

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