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被せ物・詰め物の適合の重要性について|さいたま市北区宮原の歯医者・歯科で審美インプラント治療|関口デンタルオフィス埼玉

被せ物・詰め物の適合の重要性について

こんにちは!院長の関口です。

今年に入って学会での発表等が続き、久しぶりの投稿となります。

今回は被せ物と詰め物の適合についてお話しします。

<被せ物と歯の病気との関係>

虫歯になった部分は、歯の状況に応じて被せ物や詰め物で埋めることが必要ですが、その装着物の適合が歯の予後にとても重要になることはご存知でしょうか?

歯を悪くする病気の多くは、歯周病・虫歯です。そして、これらの病気の原因は細菌です。

細菌の大きさは20μm以下です。

そのため、細菌が被せ物と歯との接合部分に入り込まないような精度と接着技術が、再治療を減らすために大変重要になります。

<適合精度20μmを目指すのは大変困難な治療>

世の中にある身近な20μmのものとは何でしょうか?

一般的には化粧品や日用品の微粒子、またはかなり細い髪の毛がそれにあたるでしょう。

肉眼では確認できないサイズですが、歯科治療においてはその精度を可能な限り目指していくことが求められる非常に難しい治療になります。そして、臨床経験上においても適合精度の良い被せ物等は再び虫歯になるリスクがかなり減少すると実感します。

そこで当医院では、歯をできるだけ健康な状態で長く維持していくことで、生涯自分の歯で食事を楽しむことができるようにという理念のもと治療を行なっていますので、適合精度を求めた治療を行ない再治療0を目指した治療をおすすめしております。

<適合精度を求めるために必要なこと>

適合精度は、時間的な制約・材料や機材の使用に関する制約、技工作業における制約、そして歯科医師や技工士の技術によって左右されます。誤解されやすいのはセラミックという材質だから虫歯になりづらいというものではないです。あくまで適合の良いということが非常に大事になります。

例えるならば優秀な料理人が、材料にもこだわり、手間ひまかけて作った料理は非常に美味しく出来上がるイメージです。全てが達成されてはじめて最高のものが出来あがりますよね。

残念ながら、制約の多い保険診療では高精度の治療をすることが難しいために、多くの日本人は歯を失うことが多くなるのです。治療したところが再び悪くなってしまったというご経験はありませんか?それはお手入れだけの問題ではなく、治療の限界だったのかもしれません。

以下の写真は当医院で自由診療にて治療を行なった患者様のものです。

当医院ではすべてのセラミック治療(85000円〜)にこの適合を目指して治療をしています。

歯は毎日過酷な環境にさらされているものですが、しっかりとセルフケア・定期検診・高水準の治療を行うことで生涯使い続けることができると考えています。

いかがでしたでしょうか?正直、自由診療の話となると嫌な思いをされる方がいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、歯を守るために治療方法のお話をすることは非常に重要になりますので、今回もブログにて書かせていただきました。どうぞご理解のほど宜しくお願い致します。

今月もお読みいただき、誠にありがとうございました。

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