ブログ
blog
ブログ
blog
新年あけましておめでとうございます!院長の関口です。
新年初のブログは当医院の治療方針についてのお話をしたいと思います。
先にズバリお答えします!
それは当医院の理念でもあります『長く美しい歯で美味しく食べることができるお口の中にするためにマネジメント・治療を行うこと』です。
元々お口の中が健康な方の場合は、適切なセルフケアや定期的なメインテナンスにより生涯快適に綺麗な状態の歯でお食事を楽しむことができますが、多くの方は何かしらのトラブルを抱えて来院されます。
そういった中で、ご高齢になられても食事に困らない環境を維持・構築することを主として考えています。
ただ痛みを取り除くだけの治療であればそこまで難しくありませんが、その治療した歯を長く健康な状態で維持させていくことは非常に難しいです。
そのためには、お口全体を把握した上で局所の治療を行う事が大変重要です。
木を見て森を見ずでは治療がうまくいかない場合も多くあります。
まず歯を悪くしやすい要因について挙げさせてみると以下のような問題が挙げられます。
①歯周病
②虫歯
③根の先の病気(根尖性歯周炎)
④歯の破折
⑤歯列不正(歯並び)による清掃不良や咬み合わせ不良
⑥顎関節症・顎の位置の不良
⑦治療の方法(不適合な入れ歯や被せ物など)
①・②番は多くの方が歯をダメにしてしまう原因としてなんとなくイメージしていただけるかと思いますが、③以降はあまり耳にした事がないのではないかと思います。
そして理想的には、7つの項目に当てはまる部分はできる限り治療にて改善することが歯を健康な状態で維持していくための秘訣になります。
治療の詳細については今回はお話しいたしませんが。これからご紹介する患者様は①~③・⑤~⑦に問題があったため、治療方法などのお話をしたのちこの問題を全て解消する治療方法をご選択されました。
【初診時】
重度の歯周病で歯はグラグラですが、接着剤でとめて長期にわたって過ごされていました。残念ながら多くの歯は抜歯となりました。
【抜歯後】
はじめは義歯での治療を行うことになりましたが、違和感や食事が楽しめないということでインプラント治療を含めた包括的な治療に変更となりました。
できるだけ残せそうな歯は保存したいというご希望に沿って、
下の歯は、
・清掃性の向上
・被せ物の連結による補強(歯周病による動揺を認めていたため)
・咬み合わせの安定
・審美性の獲得
・治療終了後のトラブルに対応しやすくする
といった目的で歯並びの改善を行なったのちにセラミックにて治療しました。
こちらは矯正治療途中の写真です。少しずつ歯並びが整っています。
【治療終了】
患者様には、人生で一番歯が綺麗になって、なんでも食べる事ができると大変喜んでいただいています❗️当医院の目指す治療を行うことができました😆
ここで大事なのは、
いかに長期にわたって安心して食事を楽しめるお口の中にしていけるかですから、治療の選択肢は1つではありませんし、患者様それぞれご自身にあった治療をご選択いただく事です。
残念ながら、治療の方法によっては長期に安定した状態にしていくことが難しいということもあります。
しかしながら、当医院では80歳になっても食事を楽しんでいただけるようにということを第一に考え、お口の中のマネジメントや治療の計画を立案するように心がけていますので、お口の中のことでお悩みの方は是非一度ご連絡いただけたらと思っております。
いかがでしたでしょうか?
今月は、症例を交えて当医院の治療方針や考え方についてお話しさせていただきました。
引き続き、さまざまな治療方法をご提供できるようにアップデートを行っていきたいと思っております。
本年も何卒宜しくお願い致します。